華凛が緊急手術になった原因ですが
簡単に言うと誤飲です。
経緯を追って綴って行きたいと思います。
6月1日(土)
朝はいつも通り元気。でもご飯は食べず。
日常でも朝ごはんを食べないことが月に2~3回あるのでそんなに気にせず。
(結果からしてこの時は本当にいつもの食べない病でした)
朝に排便1回
この日はばぁばの家にお泊りに行きました。私も一緒に。
昼過ぎから夕方にかけて、えずく姿が何回か見られました。
夕方5時ごろ嘔吐(こげ茶色) その後続けて3回、合計4回。
夜ご飯食べないかも・・・って心配したけど完食。
私たちが食べている物を欲しがるくらい食欲旺盛。
でも夜に水を飲んだだけで嘔吐が2回。えずく姿もまだ時々見られた。
夜はぐっすり寝てた。 この日の排便朝の1回のみ。
6月2日(日)
朝起きた時はすごく元気だった。
体調心配していたけど朝ごはんは完食。
その後走り回ったりすることがなく、眠いのとは違う少しぐったりした様子。
嘔吐はしないものの、えずく姿は時々あった。排便もしない。
昼にばぁばの家から帰って来て、家に帰っても元気が戻らないので
こんなことは初めてだし、心配だし、念のために病院に受診することにした。
(かかりつけの病院は休診なので、休日診療している病院へ)
その様子は→
風邪かな? 夜、薬を飲んでも時々えずくのは変わらず、水を飲んだだけで
嘔吐したのも1回ありました。
この日の排便は1回もなかった。それも気になってました。
6月3日(月)
朝起きてもあまり元気がなくすぐに寝てた。
朝ごはんもカリカリをふやかしているからか食べず。
排便もしない。ご飯は食べてるから出るはずなのに・・・
心配になりながらも私は仕事へ。帰ったら元気になっていることを願ってました。
仕事が終わって急いで帰宅。
部屋に入るなり華凛のゲージの中が便ですごいことになってた。
普段留守番中に排泄なんてしないから慌てて見に行くと華凛にも便が付いてて
何が起こったのか、下痢でもしたのか、なかなか状況が把握できなかった。
よく見るとお尻に便が付いててそれが取れなくて暴れて、それでも取れないから
仕方なくそのままベッドで寝てたみたい。
急いでお尻についていた便を取りながら、落ちていた便をよく見てみると糸が絡まっていました。
そして便を取った肛門からも糸が出ていたんです。
えっ?って思いながらすぐに取れるだろうと思い糸を引っ張ると
華凛がキャンキャン・ギャンギャン泣いて暴れる。
痛い時の泣き方で、でも「すぐに取れるから」ってなだめながら
2・3回引っ張るけど全然出てこない。
どうしようって思いながら、とりあえずお風呂場に連れて行きシャンプーして
便を綺麗に取って洗ってあげることにした。
洗ってる間にその糸が何なのか、この何日間の調子が悪かった様子とつながってきた。
便に絡まってた糸、華凛の肛門から出ていた糸は
ばぁばの家のクッションカバーに刺繍している刺繍糸。
どうやらそのクッションカバーの刺繍糸をほじくり出して食べてしまった様だった。
「何やったんだ、この子は・・・」って思いながらも、肛門から出ている糸を
どうにかしないといけない。でも引っ張っても痛がるから
何かあってもいけないし、病院に行って何とかしてもらうのが最善と思って
急きょかかりつけの病院へ。
病院に向かいながらも、病院なら下剤が浣腸で何とかしてくれるだろうと思っていて
この時は安易に、すぐに家に帰れると思っていた。
病院で調子が悪かったのも含め、事情を説明する。
すぐにレントゲン、吐き気が続いてることもあって念のためにエコーと血液検査もした。
検査の結果、エコーでまだ腸に糸が残っている可能性がある。
血液検査でも腸の炎症の数値がすごく高かった。
結果を見て先生は手術を勧めた。先生いわく、
普通に便で出るかもしれないけど、それがいつになるかもわからない。
明日かもしれないし、1週間後かもしれないしそれ以上かもしれない。
もし出なかった時は時間が経ってる分、腸へ負担がかかっていたり
傷ついたり、壊死している可能性もある。
今の時点でも腸が委縮されたり壊死している可能性もある。
その時はおおきな手術になるだろうし、何もなければ糸を取り出す手術だけで済む。
手術するなら今すぐします。どうされますかと聞かれ
骨折でも手術を2回も経験している華凛のことを考えると
可愛そうで「手術かぁ~・・・」って正直迷いました。
でも華凛のしんどそうな様子(病院嫌いなのにいつもみたいにブルブル震えることなく
ぐったりしている様子)を見ていると
簡単に取り出せて、何もなくても手術して取ってもらった方がいいんじゃないかと思い
緊急手術をすることに決めたんです。
病院にそのまま華凛を預け私たちは帰宅。
家に帰ってからも落ち着かず、あの糸を引っ張った時の泣き声を思い出すと
もしかしたら最悪なことになってるかも・・・って
悪い方へ悪い方へ考えてしまっていました
夜、11時頃に手術が終わったと電話がありました。
結果は簡単な手術で、開腹し、腸を少し開けて糸を取り出した。
腸も委縮したり壊死したりしてなくて簡単な手術で終わることができた。
それを聞いた途端、ホッとしたというか、安心したというか
良かった~と思うしかなったです。
6月4日(火)
仕事帰りに病院に面会に行く。
まだ痛いのと、嫌いな病院でのお泊りで元気がなかったけど
顔を見ると尻尾を振ってくれました。
取り出した糸を見せてもらうと、ビックリ!
すごく長い糸だし、どうやらその糸が胃から腸、そして肛門まで
繋がってたみたいです。
そして胃で糸がぐちゃぐちゃと絡まってたので胃から出なかったらしいです。
それを聞いて早く気付いて、手術の決断をしてよかったと思いました。
この日は絶食・断水。ブドウ糖の点滴をされていました。
6月5日(水)
今日も仕事が終わって面会へ。
華凛の毛布やマット、クッションを持って行ってあげました。
昨日より元気になって、顔を見ると前まで歩いて来てくれました。
ビビりな華凛だからご飯も食べないと思っていたので
流動食をスプーンであげると食べたみたいでそれを聞いて安心。
でも看護士さんや先生には警戒しているみたいで
近づいたら怒ってるようです。
今日の華凛↓
ずっと点滴している右前足はパンパンに腫れていました。
傷口の写真↓
ここの病院はガーゼの何もしないんです。
しばらく痛いだろうし、また抜糸が待ってるね・・・
経過も順調で、明日には退院できる予定です。
華凛は本当に病院によくお世話になる子です・・・
でもすぐに対応してくれる、いい病院にかかっていてよかったって思いました。
みんなそうだと思うけど、我が家も誤飲ってもちろん普段から気を付けていて、
床には何も置かないし、華凛が届きそうなところに危ない物
食べてはいけない物は絶対に置かない。
気を付けているからこそ留守番中も華凛は絶対にゲージ。
でもまさかそんな糸で誤飲になってしまうなんて本当にびっくりで
ショックでした。
でも体の小さいワンちゃんだからこそ、どんなに小さな物でも
誤飲に繋がってしまうのかな?って改めて気を付けないといけないって
実感しました。
急な手術で心配してくれたお友達、ありがとうございました。
また経過も含めて報告させてもらいますね。